今回は、ワークスペースを併設したあるカフェの、カウンターと吊り棚を造作させていただいたときのお話です。
使ったのは、ゴールドのメラミン化粧板。
見た目はとても華やかで美しいのですが、
実は「一度傷がつくと直しにくい」という、扱いのむずかしい素材です。
制作から取り付けまで、とにかく神経を使った一台になりました。

施工事例|
ゴールドのメラミン化粧板でつくったカフェの厨房カウンター
ここからは、実際の施工の様子をご紹介します。

傷がつくと直せない素材だから、
養生と運搬に神経を使った
ゴールドのメラミン化粧板は、光を受けて上品に輝く、お店の顔になる素材です。
その一方で、表面に一つでも傷が入ると目立ちやすく、木のように削って直すといった補修がとても難しい素材でもあります。
だからこそ、カット・運搬・取り付け、一つひとつの動作にいつも以上の注意を払いました。
養生を丁寧に行い、角をぶつけないように、表面にホコリ一つ残さないように
——「美しいままお客様にお渡しする」ことをゴールに、一台を仕上げました。
工場の精度を100%出せたのは、
現場のレベルが整っていたから
造作家具は、工場でどれだけ精密につくっても、取り付ける現場の床や壁が傾いていたり歪んでいたりすると、そのままの美しさでは収まらないことがあります。
今回の現場は、床も壁もレベルがとても良好だったため、工場で仕上げたカウンターの精度を、ほぼ100%そのまま現場で再現することができました。
図面どおりの寸法で、継ぎ目もぴたりと収まる
——こういう仕上がりにできるのは、ものづくりと現場の両方を見てきた経験があるからです。
そもそも厨房カウンターを「造作」でつくる
3つのメリット
既製品ではなく造作(オーダーメイド)でカウンターをつくると、
どんな良いことがあるのかもご説明いたします。
1. お店のサイズ・動線にぴったり合わせられる
既製品は「決まったサイズの中から選ぶ」ものですが、造作ならそのお店の寸法・動線に合わせて1台をつくることができます。
厨房は数センチの違いが使い勝手を左右する場所。
ミリ単位で合わせられるのは造作ならではです。
2. 素材・色を自由に選んで、世界観を表現できる
天板や面材の素材・色を自由に選べるので、「お店の顔」にふさわしいデザインに仕上げられます。
今回のようなゴールドのメラミン化粧板など、華やかな素材も選択肢になります。
3. 什器・建具もまとめて頼めて、空間に統一感が出る
ぷらすは造作家具・什器・木製建具を一式で請け負っています。
カウンターだけでなく棚や扉まで同じチームでつくることで、空間全体に統一感が生まれます。

厨房カウンターの造作をご依頼いただく流れ
ぷらすでは、次のような流れで造作カウンターをおつくりしています。
(イメージや寸法をヒアリング)
詳しい進め方は施工の流れのページで、これまでの実績は制作実績のページでご覧いただけます。
「このお店らしさ」を、家具からつくります
厨房カウンターはスタッフが毎日使い、お客様の目にもふれる、お店の中心になる場所です。
だからこそ、素材選びから仕上げの丁寧さまで、そして使い勝手までトータルでそのお店の世界観に合わせてつくりこむことが大切だと考えています。
「こんな雰囲気のお店にしたい」
「このスペースにぴったりのカウンターがほしい」
——そんなご相談があれば、設計の段階から一緒にかたちにしていきます。
信頼をつなぎ、価値をつくる。
これからも誠実に、目の前の現場に向き合っていきます。

