創作家具・什器を扱うぷらすが、本気で事務所作りを始めました

そんな想いから始まった、ぶらすの新事務所づくり。
家具・建具・什器を手がけてきた私たちが、今度は自分たちの空間を、自分たちの手で作っています。

材料選びに始まり、設計・制作・据付まで。 この記事では、その全記録をお届けします。

目次

素材選びから空間デザインまで、ぷらすのオフィス制作記
なぜ、事務所にここまでこだわるのか

ぷらすは、造作家具・木製建具・什器を中心に、設計事務所や工務店と連携しながら空間づくりに携わってきました。

家具や建具、そして照明は空間に欠かせないものです。
——部屋の中にあるものすべてが、その空間の印象を決めます。

でも、デザインにこだわりすぎた結果、「使いにくい」空間になってしまうことがあります。
扉が重すぎる。収納が使いづらい。見た目は美しいのに、日常が不便になる。

それでは、意味がありません。

デザイン・素材・寸法・動線——すべてを熟知しているからこそ、
「見た目も、暮らしも、どちらも妥協しない」提案ができる。

だからこそ、私たちは「家具・建具の専門家として、空間づくりの段階から提案できる存在でありたい」と考えています。

それが、私たちの目指す姿です。

その想いを形にするために作っているのが、この事務所です。
ショールームであり、私たちの技術などを見ていただける場所として。

「どんな空間にするか」から——デザインイメージの共有

事務所づくりは、提携デザイナーとの対話から始まりました。

「こんな雰囲気にしたい」「この素材を使いたい」
というイメージを持ち寄り、照明計画・家具配置・素材選びを一緒に詰めていきます。

完成形のパースを見ながら、使う木材の種類・塗装の仕上げ・家具の寸法を決定。
「見た目だけでなく、使い勝手も考えた設計」を心がけました。

事務スペース・作業スペース・打ち合わせ用の大テーブル・キッチン・シャワールームまで
——約60〜70㎡の空間を、すべて自分たちで設計・制作します。

素材選びに1ヶ月——銘木の選定のために製材所へ自ら足を運びました

この事務所でこだわった1つが、銘木の選定です。

静岡・名古屋の製材所へ自ら足を運び、仕上がる前の原木の状態から目で選びました。
倉庫には何千枚もの一点ものの板材が積み上げられています。
リフトで一枚一枚下ろしてもらいながら、木目・色味・艶感を吟味していく作業は、1日では終わりません。
(でも、この世の中に出る前の木を見ながら選べることが最高に幸福感を感じられます)

今回選んだ主な素材は3種類です。

モンキーポット
「この木なんの木」のCMで知られる木の枝材から削り出した椅子を入口に。
胴の部分は2m40cmの大板として壁面のオブジェに使用します。

チェリー
メインテーブルに使用。2枚の板を組子を挟んで矧ぎ合わせるー品です。

カリン
打ち合わせテーブルに使用予定。非常に硬く、塗装を施すと深みのある美しい色味が出る木材です。

設計から施工まで全て行う事務所作り
ー完成に向けて

もともとは、何もない倉庫のような空間でした。

そこから試行錯誤しながら内装を決定。

天井にはレッドシダーの突板材を使用。
本物の木の風合いを持ちながら、コストとのバランスを考えた素材選びです。
床は土足使用を想定したフロアタイルに。

名木の一枚板や削り出しの椅子など、空間の主役となる部分には惜しみなく投資する。

一方で、天井や床など空間全体を支える部分には、調和とコスト意識を持った素材を選ぶ。
そのバランスこそが、長く愛される空間づくりの本質だと考えています。

設計した事務所、公開予定です。

2026年7月、完成予定です。

素材の質感、木の香り、空間の空気感
——それは実際に足を運んでみないとわかりません。

「こんなことできる?」という軽いご相談でも、ぜひお気軽に。

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